Asian CORE Program ACBI 2013 Bangkok Meeting に参加

2013年1月26日~27日、京都大学物質-細胞統合システム拠点上杉志成教授をコーディネーターとしたAsian CORE Program Asian Chemical Biology Initiative 2013 Bangkok Meetingがバンコク市内で開催され、副センター長が参加しました。

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本プログラムは、平成23年度にJSPSアジア教育拠点事業として採択され、日本、韓国、中国、シンガポール、UAE、ニュージーランドの研究機関と共同で実施しており、今年度で2年目となるものです。

本プログラムの目標は、「アジア発のケミカルバイオロジー」を国際協調によって効率化し、加速することであり、そのために二つの目標が設定されています。

まず一つに、日本、韓国、中国(香港および本土)、シンガポールなどの「アジア先進国」を代表するケミカルバイオロジー研究者間で研究資源の共同利用、共同研究、情報交換、人物交流を行い、国際協調によって効率的に研究を推進し、米国と対抗できる拠点のを構築すること。

二つ目として、上記のアジア先進国以外の「アジア新興国」から優秀な学生をアジアのケミカルバイオロジー分野にリクルートする。ベトナム、フィリピン、タイ、マレーシアから優秀な若い人材のアジア先進国内での留学を促進し、新興国からの次世代研究者を開拓すること。

今回の会議では、研究推進のための主任研究者によるサイエンティフィックな会議と、学生のリクルーティングのためのインタビューセッションの二つのセッションが開催され、各国から39名の主任研究者が参加しました。

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インタビューセッションでは、タイ国内各地から36名の学生の参加があり、2時間に渡って今回の会議に参加した研究者とのインタビューを行いました。

会議初日に実施されたBanquetには、Dr. Yongyuth Yuthavongタイ元科学技術大臣による祝辞があったほか、在タイ日本大使館からは齋藤貢公使が挨拶を述べ、また俵幸嗣一等書記官が出席しました。

本プログラムの詳細については、リンク先をご参照ください。