バングラデシュ同窓会シンポジウムを開催

2012年12月1日(土)、ダッカ市内Agargaon地区にあるBangladesh Atomic Energy Commission (BAEC)において“Global Climate change – Impacts, Vulnerability and Adaptation”をテーマにJSPSバングラデシュ同窓会第4回シンポジウムが開催されました。本シンポジウムは、日本-バングラデシュ国交樹立40周年を記念する行事の一環としても実施されています。

Muhammad Abdur Razzaque食料担当大臣への贈呈

Muhammad Abdur Razzaque食料担当大臣への贈呈

シンポジウムではまず主催者であるバングラデシュJSPS同窓会の事務局長であるTofazzal Islam教授、山下JSPSバンコク研究連絡センター長が挨拶し、続いて来賓として出席された在バングラデシュ日本国大使館の南博之公使、Bangladesh Atomic Energy Commission (BAEC) のA. S. M. Firoz委員長、Bangabandhu Sheikh Mujibur Rahman Agricultural University (BSMRAU)副学長のMd. Abdul Mannan Akanda教授、University Grants Commission of Bangladesh (UGC)のMd. Akhtar Hossain教授、主賓である Muhammad Abdur Razzaque食料担当大臣に続き、最後に、JSPSバングラデシュ同窓会の会長であるNaiyyum Choudhury教授による祝辞がありました。

基調講演は、越塩俊介鹿児島大学水産学部教授により、「Trends of World Aquaculture and Aquafeed Development」を題目として行われた。また、バングラデシュ側は、JSPSバングラデシュ同窓会の会長であるNaiyyum Choudhury教授により実施されました。

越塩先生による基調講演

越塩先生による基調講演

引き続き、実施されたPlenary Sessionでは、竹村明洋琉球大学理学部教授及び大久保敬九州大学大学院農学研究院教授による講演の他、同窓会員を含むバングラデシュ側からも2本の講演及び、Technical Sessionにて6本のプレゼンテーションが行われた。

竹村先生による講演

竹村先生による講演

大久保先生による講演

大久保先生による講演

シンポジウム終了後は、引き続き総会が行われ、会長による挨拶の後、会計責任者による会計報告及び事務局長による1年間の活動報告が行われました。また、理事会メンバーの任期が来年3月で満了となるため、次期理事会メンバーの選挙が行われ、会長にはProf. M. Afzal Hossainが、事務局長にはDr. Nur Ahamed Khondaker が選出されました。

今回のシンポジウムには同窓会員を中心に、教員、大学院生など約150名の参加がありました。また、日本・バングラデシュ国交樹立40周年事業の一環として行われ、食料担当大臣が祝辞を述べに参加したこともあり、報道関係者も多く来場し、インタビューも執り行われるなど、当地での関心の高さが窺われました。

シンポジウム会場の様子

シンポジウム会場の様子