2012年8月3日(金)、JSPS北京研究連絡センターより水野満(みずの・みつる)副センター長の出席を得て、当センターにてJSPS海外研究連絡センター第1回アジア副センター長会議が開催されました。
参加者は以下の通りです。
水野 満 北京研究連絡センター副センター長
田辺寛明 バンコク研究連絡センター副センター長
山本 剛 JASSOタイ事務所・所長(陪席)
これは今年3月にフランスのストラスブール研究連絡センターで開催された欧州副センター長会議に続く域内副センター長の意見交換会で、毎年4月に東京本部で開催されるセンター長会議とは別に、実務者レベルでの情報交換を目的とするものです。
席上、以下6つのテーマに沿って各センターの現状と展望が報告され、その後、アジアでの将来的な連携の可能性を議論しました。
具体的には、世界各国のJSPS同窓会をつなぐ横の連携を展望し、その第一歩として、タイの同窓会総会へ中国の同窓会長をお招きすることで双方の調整をすることになりました。中国同窓会についてお話しいただくほか、会長同士の席を設けて今後の連携協力について意見交換していただくことが目的です。
a) 各センターの活動と運営上の課題
b) 各センター所在国・地域の動向
c) JSPS同窓会の活性化とネットワークの活用
d) 国際協力員(研修員)の業務・研修体制
e) センター間の協力・連携の可能性
f) 本部への要望等
この他、JSPSが大学連携型法人に位置づけられた中で、その海外センターとしてどのように大学との協働・連携を図っていくか、同窓会支援における留意点、事務所運営における工夫などについて、双方の副センター長が胸襟を開いて話し合いました。アセアン地域に隣接し、経済等で圧倒的な規模を誇る中国の現状からは学ぶ点も多く、当センターとしては実り多い時間です。
また、JASSO(日本学生支援機構)タイ事務所の山本所長に陪席いただき、JSPS事業への理解を深めていただくとともに、JSPSとJASSOの連携協力や共有オフィスとしての今後の運営の際の材料にしていきたいと思います。
上述の通り、来年2月(予定)のタイ同窓会総会を当面のアクションプランとしていることから、その結果を踏まえたうえで、第2回会議を来年夏ごろに北京で開催できればと考えております。