カンボジア出張 カンボジア工科大学を表敬訪問

2012年6月19日(火)、センター長及び副センター長がカンボジアへ出張し、カンボジア工科大学(ICT: Institute of Cambodia of Technology)に、Dr. OM Romny学長(Director General)及びDr. CHUNHIENG Thavarith研究担当副学長(Deputy Director General in charge of Cooperation and Research)を表敬訪問しました。

左から副センター長、Dr. CHUNHIENG副学長、Dr. OM学長、センター長

左から副センター長、Dr. CHUNHIENG副学長、Dr. OM学長、センター長

ICTは元々はロシア(当時のソ連)の支援により設立され、ロシアの撤退後はフランスより支援を受けているということです。学生数は約3,000人。カンボジア国内では工学系トップの大学です。Dr. OM学長は北海道大学で学位を修めたあと北見工業大学でポスドクとして勤務していたということで、日本語も話されます。

会談の席では、センター長よりJSPS及びその事業について説明を行いました。非常にこまめに質問を挟まれ、研究・教育環境の改善に並々ならぬ関心を持っておられることが分かります。研究面としては、JSPSのCore-to-Coreなど、マッチングファンドを求めるものについては、カンボジアの国全体で大学・研究予算はかなり限られており対応のしようがないという実態がうかがえました。教育面については、日本工営社と人材育成についてMOUを締結したり、金沢大学のJENESYSプログラムによって学生を派遣するなど、日本との関係を深めつつあります。

この他、聞き取り概要は以下の通りです。

・大学は教育省傘下。科学専門の省庁はなく教育省が担当している。UGCなどの中間的な機関はない。海外大学等と協定を締結に、特段の許可や指示を仰ぐ必要はない。
・ICTは国内最高の工学系大学。農学はRoyal Univ. of Agri.がトップなど専門が分かれている。
・ICTの学生数は約3000人。女性3割程度で、女性の授業料は男性の半額とされている。
・大学暦は10月-2月、2-7月の2期制。7-10月は休講。
・授業は基本的にフランス語で行われることとされているが、実際には英語で授業が行われていることが間々あるようである。
・教員の多く(60%以上)は外国、特にフランスで学位を取っている。
・金沢大学との連携が進んでおり(JENESYSプログラムによる)、ICT内にリエゾンオフィスを置くことも検討されている。
・2011年、日本工営社と人材育成に関するMOUを締結している。
・JICA事業により北大、東大、九大へ学生派遣を行ったことがある。
・カンボジア全体で大学・研究予算はかなり限られており、マッチングファンドを求められると対応のしようがないという実態がうかがえる。
・フランスによる支援が入っており、現在ではÉcole Polytechniqueとの協定によりICT用に3席の派遣枠が用意されている。
・ただし、2000年ころからフランスからICTへの機材等の支援は滞っている。
・韓国による支援も入っており、遠隔教育関連の機材が大規模に導入された。
・工学系のトップ大学であることもあり、現在、各国による支援が急速に入りつつある。

図書館

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当センターとしては引き続きアセアン各国での事業広報・情報収集を続け、日本の大学のより幅広い国際化に貢献していきたいと思います。

書類等も基本は仏語表記。Institut de Technokigie du Cambodge。 通称“Sa La Techno”

書類等も基本は仏語表記。Institut de Technokigie du Cambodge。 通称“Sa La Techno”