JSTのNRCT訪問

2012年3月8日(木)、科学技術振興機構(JST)より屠耿(と・こう)国際科学事業部調査役および矢野雅仁シンガポール事務所シニア・プログラムコーディネターが来タイされました。

目的は、JSTが新たに立ち上げるマルチラテラルのファンディング・スキームe-ASIA Joint Research Program (e-ASIA JRP)について、その参加機関であるタイ科学技術開発庁(NSTDA: National Science and Technology Development Agency)との打合せです。
JSTとしてはこの機会を利用してNRCTへの紹介を行いたいということで、当センターから副センター長とタイ人スタッフが同行いたしました。

NRCTからはMs. Pimpun Pongpidjayamaad国際部長(Director, Office of International Affairs)、Mr. Sawaeng Jongsutjarittamアジア・アフリカ課長(Head, Asia-Africa Section)、Ms. Pawanee Nakdee職員及び Ms. Arpar Nateprapai職員にご参加いただきました。

屠調査役のご説明によれば、e-Asia JRPは東アジア(E-Asia)のみならず、東南アジアやアメリカ、ロシア、オーストラリアなども含む広い地域を含む多国間の共同研究枠組みで、各国のファンディング・エージェンシー負担によるマッチング・ファンドを確保しながら、それぞれに設定した分野での共同研究への参画を行うというもので、タイではすでにNSTDAの参加が決まっているということです。

JSTとしてはより広く研究者の参加を促す目的で、独自の研究者を擁するNSTDAだけでなく、タイ国内の大学を所管するNRCTの参加に期待をしているとのことですが、NRCTとしては既にJSPSの枠組みであるアジア学術振興機関長会議(ASIAHORCs)に参加しており、e-Asia JRPへの参加については検討を要するとのことでした。

当センターとしては、今後ともJSTシンガポールとの連携しながら東南アジアにおける研究分野でのより緊密な関係を築いていきたいと思います。

左から、Ms. Arpar、Ms. Pawanee、Mr. Sawaeng課長、Ms. Pimpun部長、屠調査役、矢野SPC、副センター長、タイ人スタッフ

左から、Ms. Arpar、Ms. Pawanee、Mr. Sawaeng課長、Ms. Pimpun部長、屠調査役、矢野SPC、副センター長、タイ人スタッフ