「組織的な若手研究者海外派遣プログラム」聞き取り調査のためJSPS東京本部来会

2012年3月7日(水)および8日(木)、JSPS本部国際事業部海外派遣事業課より、川崎宏(かわさき・ひろし)前専門員(現・研究事業部基金管理課課長代理)および高橋翼(たかはし・つばさ)係員が当センターを来訪されました。

これは、当課が管轄している「組織的な若手研究者海外派遣プログラム」により現在タイに滞在している大分大学の内田智久(うちだ・ともひさ)助教を訪ね、その研究環境の視察と、プログラムの使い勝手を調査するものです。事業終了後に日本で行うのではなく、現に海外滞在中に調査をすることでよりいっそう生の声を拾い、それを事業改善に役立てていこうという取り組みです。

タイの前には「頭脳循環を活性化する若手研究者海外派遣プログラム」で実施中の鹿児島大学「食欲調節ペプチド自己後退症候群の概念、病態生理的意義の確立と新しい治療戦略」の調査のため、台湾の台南大学を訪問されていたとのことです。

大分大学医学部では「東アジア分子疫学研究推進のための若手研究者派遣プログラム」を実施しており、当センターにはこれまでに内田助教のほか山岡教授や川本教授といった主要なメンバーが訪問されています。

7日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)タイ駐在員事務所の会議室を借り受け、約2時間のインタビューが実施され、8日はタイ国内での受入れ先となっているチュラロンコン大学医学部の研究室を視察して回られました。

当センターとしては会議室の手配等を行うのみでしたが、JSPS本体の自己改善に少しでも貢献することができかと思うと大変うれしいです。また非常に意欲的な若手職員とそれを厳しく熱く指導する経験豊かな職員と接する機会が得られたことは非常に大きな収穫でもありました。

当センターとしては、今後とも海外においてこそ可能な貢献を続けていきたいと思います。

左から、佐藤主任、内田助教、川崎課長代理、高橋係員

左から、佐藤主任、内田助教、川崎課長代理、高橋係員