バングラデシュ同窓会 科学シンポジウム開催

2012年2月24日(金)と25日(土)、バングラデシュの首都ダッカにて、バングラデシュJSPS同窓会(BJSPSAA: Bangladesh JSPS Alumni Association)主催により、第3回科学シンポジウム「社会のための科学(Science for Society)」を開催しました。

これは、2008年の同窓会発足、2009年の第一回科学シンポジウム開催以来、毎年続けているもので今年が3回目となります。これまで毎年12月に行われてきましたが、2012年が日本-バングラデシュ国交樹立40周年に当たることから、それを記念して、今回は2012年2月の開催です。

タイトルの通り、社会と科学の関わりを軸に初日をセレモニーに、最終日をサイエンス・セッションにあて、バングラデシュの研究者や学生を中心に200名を超える参加者がありました。

初日、木村孟文部科学省顧問およびProf. Naiyyum Choudhuryバングラデシュ科学アカデミー(BAS: Bangladesh Academy of Science)事務局長兼 BJSPSAA会長よりキーノート講演をいただいたほか、南博之在バングラデシュ日本公使、バングラデシュ大学助成委員会(UGC: University Grant Commission)委員Prof. M. Muhibur Rahman、バングラデシュで発行部数一位の英文紙The Daily Star編集委員であるMr. Mahfuz Anam、JSPS本部の里見昭彦人物交流課長より挨拶をいただきました。


その後、在バングラデシュ日本大使館の協力を得て大使公邸での夕食会が催され、招待者一同で食卓を囲みました。

また、2日目である最終日は、日本より招へいした、東北大学農学研究科応用生命科学専攻内田隆史 教授、東京大学生物生産工学研究センター長 五十嵐泰夫 教授を含む10本のプレナリー発表と、18本の一般発表が行われ、盛んに意見交換が行われました。

今回のシンポジウムを機会に、今後、現センター長在任期間中についてはBJSPSAAとのコーディネイトを当センターで行うことが決まっており、タイをはじめとする東南アジア各国とは様々に異なる社会状況、人間関係などを学ぶよい機会となりました。

閉会式で挨拶を述べるセンター長

閉会式で挨拶を述べるセンター長

当センターとしては、今後も引き続き、関係各所との連携を強めながら東南アジアおよび南アジアにおける研究者ネットワークの形成と強化に尽力していきたいと思います。

 

お世話になった大村浩一等書記官(右端)と国会議事堂前にて

お世話になった大村浩一等書記官(右端)と国会議事堂前にて