大分大学山岡教授 来訪

2011年10月17日(月)、大分大学より山岡吉生 教授が当センターを来訪されました。山岡教授の来訪はこれで2度目、大分大学からのお客様はこれで4度目となり、当センターでの情報収集がお役に立っているものと嬉しく理解しております。

今回は翌日からのミャンマー出張に向け、バンコク市内でビザ申請をされた後のご訪問となりました。前回のご訪問時には、ミャンマーでの調査が結果的にはうまく運ばなかった旨を話されており、慎重に手続き等を踏まれた結果、晴れてミャンマーでの調査が可能となったとのことで、粘り強い取り組みの様子をうかがい知ることができました。いずれまた今回の調査のお話を伺うことができればと思います。

なお、大分大学医学部では、現在チュラロンコン大学医学部との連携・協力体制を堅持され、そのネットワークを用いて研究活動を続けておられます。今回、当センターからは、首都チュラロンコンに次いで、地方での連携拠点を設けられてはいかがと提案させていただきました。

これはタイ国内での学間連携の促進と同時に、ノロウィルスの変遷を追うことで人類の歩みを探るという、大分大学が実施しているプロジェクトの目的にもかなうものとの理解によるものです。チェンマイは北部の主要都市であり、中国やミャンマー国境の山岳民族への「窓口」ともいえるため、学術的に面白いデータが得られるのではないでしょうか。また、先日のチェンマイ出張の経験から、医学系の研究に関してはチェンマイ大学との協力・連携の可能性が考えられることをお伝えしました。

山岡教授は検討してみるとのお考えを残し、ミャンマーへ旅立たれました。当センターとしては、引き続き日-タイ間のより緊密な連携に貢献していきたいと考えております。

センター長、山岡教授

センター長、山岡教授