2016年2月26日(金)、JSPSタイ同窓会(JAAT)理事会・総会、論博メダル授与式及び受賞者による博士論文発表会を開催しました。
JSPSタイ同窓会(JAAT)理事会
参加者は以下の通りです。
・JAAT理事
Dr. Sunee Mallikamarl, President
Dr. Danai Tiwawech, Secretary
Dr. Jiraporn Shauvalit, Receptionist
Dr.Pornpen Pathanasophon, Registrar
Dr. Supavadee Aramvith, Treasurer
Dr. Suratwadee Jiwajinda, Committee
Dr. Kittisak Sawanyawisuth Committee
Dr. Wichet Leelamanit, Committee
Dr. Siripong Premjit, Committee
Dr. Sirikan Limpakan(Yamada), Committee
・NRCT
Mr. Woraphan Wijarn, Acting Director, Division of International Affairs
Ms. Tiwa Ngaowichit, Head of International Research Promotion Section, Division of International Affairs
Ms. Woramanee Mongkonsol, Foreign Relations Officer, International Research Promotion Section, Division of International Affairs
Ms. Arpar Nateprapai, Foreign Relations Officer
・JSPS東京本部
国際事業部人物交流課 樋口和憲課長
国際事業部人物交流課外国人特別研究員係 日野幸江職員
同 部 人物交流課 交流係 並川雄太郎職員
・JSPSバンコク研究連絡センター
山下邦明センター長
古屋寛子副センター長
辻 修子国際協力員
Ms.Natthida Veeramongkornkun リエゾンオフィサー
同窓会理事会での報告及び決定事項は下記の通りです。
1. 2月25日に開催されたセミナー”Academia Responsibility for Sustainable Society”について報告がありました。
2. 2月26日開催の論博メダル授与式について報告がありました。
3. 2015年度に作成したJAAT同窓会名簿について報告がありました。
4. JAAT同窓会の財務状況について報告がありました。
5. Bridgeフェローシッププログラムについて、審査会の日時決定等について報告があると共に、応募者増のため再周知を行う事になりました。
6. 2016度のExecutive Committeeとして、以下のとおり決まりました。
・Observerとして出席しているDr. Vannarat(Prince of Songkla University)を正式にExecutive Committeeとする
・TreasurerをDr. SupavadeeからDr. Jirapornに変更する
・Dr. PornpenをRegistrarとする
・新たにDr. Suraphong(Chiang Mai University)をExecutive Committeeとする
7. Research Expo 2016について、2月に別途セミナーが開催されるため、NRCT-JSPS-JAATセミナーはResearch Expoの中では行わず、NRCT-JSPSのセミナー開催のみ行うこととなりました。なお、2017年のResearch ExpoでのNRCT-JSPS-JAATセミナー開催の有無は再度検討することとなりました。
JSPSタイ同窓会(JAAT)総会
タイ同窓会総会には30名以上が出席し、Dr. Sunee会長とDr. Danai事務局長を議長として、同窓会理事会の議題について報告がありました。
左からSupavadee理事、Sunee会長、Danai事務局長
なお、今回Bridgeフェローシッププログラム受賞者のDr. Kittisak Sawanyawisuth, Department of Medicine, Faculty of Medicine, Khon Kaen Universityによる報告会を総会の中で行いました。
Dr. Kittisak は、論文博士号取得希望者に対する支援事業である論博プログラムを受賞した際に日本で学術論文の書き方や日本人の勤勉さを経験し、新たなネットワークを構築した後、今回受賞したBridgeフェローシッププログラムで日本を再訪問しています。その結果、研究者のネットワークが更に強固になり、指導・研究両面で日本との交流が促進されたと共に、研究においても統計的な分析ができ、論文数も飛躍的に増えたとの効果を報告頂きました。
Dr. kittisak
報告を聞いたJAAT会員からは、Dr. Kittisakが身につけた経験等をタイでもっと共有すべきだといった意見があがる等、日本再訪問の効果に非常に関心が集まりました。Bridgeフェローシッププログラムを今後利用したいと思われる会員にとっても、参考になる良い報告会となりました。
2014 年度論博メダル授与式
論博メダル授与式は、論文博士号取得希望者に対する支援事業により前年度に博士号を取得したタイ人研究者を対象に、その栄誉をたたえるとともにより一層の研究を奨励することを目的としてメダルを授与するものです。2003年3月にJSPS-NRCT Joint Meeting for RONPAKU Fellowsと題して第一回を開催して以来、これまで継続してNRCTと共催してきましたが、2014年度からはNRCTの推薦なしでの応募となっています。
2014年度は7名の新規博士号取得者がおり、その内5名が授与式に参加しました。
授与式では、NRCTよりDr. Jintanapa Sobhon 上級研究顧問、本会の樋口和憲人物交流課長、Dr. Sunee Mallikamarl JSPSタイ同窓会長、そして昨日の国際学術セミナーにも参加頂いたJSPSバングラデシュ同窓会(BJSPSAA)から、Dr. Nur Ahamed Khondaker事務局長に挨拶頂きました。その後、Dr. Sunee JSPSタイ同窓会長からメダルの授与が行われ、記念撮影を行う等、終始なごやかに式が進められました。
また、授与式の中で、JSPSバングラデシュ同窓会よりタイ同窓会に記念品授与が行われました。前日に開催した国際学術セミナーではタイ・バングラデシュ・フィリピン同窓会が一同に介する初のセミナーとなり、同窓会の連携においてセミナー終了後も非常に活発な議論が行われていました。今回の論博メダル授与式にも引き続きバングラデシュ同窓会会長及び事務局長に参加頂いており、今後の連携が期待されます。
5名のメダル受賞者による博士論文発表は、引き続き午後に開催した「論博メダル受賞者による博士論文発表会」において行われました。
2014 年度論博メダル受賞者による博士論文発表会
2016年2月26日(金)、午前中に行われたJSPSタイ同窓会(JAAT)理事会・総会及びRONPAKU Medal Award Ceremonyに引き続き、午後より2014 年度論博メダル受賞者による博士論文発表会を開催しました。
論文博士号取得希望者に対する支援事業により2014年度に博士号を取得したタイ人研究者7名のうち当日出席した5名による発表テーマは以下の通りです。
受賞者による発表後には、参加したJAAT会員から多くの質問が上がるほど、どの受賞者のテーマも大変興味深く、活発な意見交換が行われました。
1. Dr. Naphatsawan Boonsathorn, Department of Medical Sciences, Medical Life Sciences Institute, Ministry of Public Health
A human monoclonal antibody derived from a vaccinated volunteer recognizes heterosubtypically a novel epitope on the hemagglutinin globular head of H1 and H9 influenza A viruses
2. Dr. Kummalue Tanawan, Faculty of Medicine, Department of Clinical Pathology, Siriraj Hospital, Mahidol University
Ribosomal protein L11 and retinol dehydrogenase 11 induced erythroid proliferation without erythropoietin in UT-7/Epo erythroleukemic cells
3. Dr. Kamonluck Teamtisong, The Center for Scientific and Technological Equipment, Suranaree University of Technology
The diversity of root nodule bacteria associated with endemic legume species in Southeast Asia and its application for sustainable agriculture
4. Dr. Makamas Sutthacheep, Faculty of Science, Department of Biology, Ramkhamhaeng University
Impacts of Coral Reef Bleaching Events and Recovery of Coral Communities in the Gulf of Thailand
5. Dr. Supanee Thanakun, Faculty of Dentistry, Department of Oral Medicine, Mahidol University
Metabolic Syndrome and Oral Diseases