2018年6月18日(月)、在タイ日本国大使館で第15回在タイ大学連絡会が開催され、当センターから山下センター長、冨山副センター長、簔輪国際協力員、新原国際協力員、Natthidaリエゾンオフィサーの5名がオブザーバーとして出席しました。
在タイ大学連絡会(Japanese Universities’ Network in Thailand: JUNThai)はタイにオフィスを構える大学間の情報交換、相互連携、教職員のネットワーク強化を図るために2015年1月に発足し、現在は3か月に一度のペースで開催されています。
第1部の講演会ではチュラロンコン大学のDr. Surachat Bumrungsuk教授(Department of International Relations)から“Back to the Future: Thai Politic 2018”と題した講演と、福井工業大学ASEAN事務所 梶皓人所長から同事務所の活動についてご紹介がありました。
第2部の連絡会では大分大学の内田助教が議長を務め、前回から継続協議事項になっていた「JUNThaiの今後について」、意見交換が行われました。
この議論の背景として、近年の大学タイ事務所の急増があります。当初20数大学の緩やかな情報交換の場としてスタートしたJUNThaiは、現在では加盟校が50校を超えています。事務所設置の目的や常駐スタッフの有無など大学により状況が大きく異なる中、JUNThaiもその運営方法の見直し、今後の在り方の検討が必要な時期を迎えています。
今回は京都大学ASEAN拠点の柴山所長から改めてJUNThai設立の経緯が説明された後、有志メンバーで今後の在り方を検討するワーキンググループを作り、そこで議論された結果を基に今後のJUNThaiで協議するのはどうかとの提案があり、その場で承認されました。
最後に、連絡事項として山下センター長から8/9(木)に実施予定のNRCT-JSPS-JAATセミナーについて説明し、出席者へ当日の参加を呼びかけました。
次回の在タイ大学連絡会は8月27日(月)に開催予定です。