2016年2月3日、JICA AUN/SEED-Net事務局の渡辺元治副所長、高島淳ユニットチーフ/プロジェクトコーディネーター、Oraphan Tathaプログラムオフィサーが当センターに来訪されました。
AUN/SEED-Net(ASEAN University Network/ South East Asia Engineering Education Development Network:アセアン工学系高等教育ネットワーク)は、ASEANの持続的発展を目指し、工学系高等教育分野での専門的な人材育成を目的としたAUNのサブネットワークとして2001年に設立されました。日本では、政府のODA案件としてJICA(国際協力機構)の技術協力プロジェクトがタイ・チュラロンコン大学内に事務局を設置し、同ネットワークを支援しています。
今回のご来訪では、渡辺副所長から、AUN/SEED-Netのプログラムの内容について説明がありました。同ネットワークには、ASEAN地域から26大学、日本からは14大学が参加し、メンバー大学の研究・教育能力向上や学術ネットワークの形成・強化、地域共通課題解決への貢献、東南アジア地域の産業発展への貢献を目指したプログラム実施に取り組んでいるということです。
当センターからは、山下センター長よりJSPSの沿革や事業の概要、JSPS同窓会の活動について説明しました。当センターではこれまでタイ、バングラデシュ、フィリピンのJSPS同窓会の支援を行っておりますが、各同窓会は年1回の総会に加えて学術シンポジウムを開催するなど活発な活動を行っており、2016年1月には新たにネパール同窓会が設立されました。
AUN/SEED-Netでも、卒業生・関係者をいかにネットワーク化するかということが課題になっているとのことで、同窓会立ち上げや運営方法、運営上の課題等について意見交換を行いました。