京都大学 小野リサーチ・アドミニストレーター来訪

2012年2月15日(水)、京都大学より小野紘一シニア・リサーチアドミニストレーター(SURA)及び園部太郎リサーチアドミニストレーター(URA)が当センターを来訪され、副センター長が対応させていただきました。

小野SURA、園部URA、副センター長

小野SURA、園部URA、副センター長

リサーチアドミニストレーターの制度は、文部科学省の「リサーチ・アドミニストレーターを育成・確保するシステムの整備」事業に採択されたことによって、京都大学では今年1月から開始されたもので、主に以下の役割を果たしながら京都大学における研究者の研究活動の活性化や研究開発マネジメントの強化等を支えていくものです。
・研究者とともに行う研究プロジェクトの企画
・研究計画等に関する関係法令等対応状況の精査
・研究プロジェクト案についての提案・交渉
・研究プロジェクトの会計・財務・設備管理
・研究プロジェクトの進捗管理
・特許申請等研究成果のまとめ・活用促進

京都大学では、理工系・医療系・社会人文系の3人のSURAと5名のURAを要し、各分野での研究活動支援を行っていきます。

お越しいただいた小野SURAは土木工学がご専門で、ITA(国際トンネル協会)副会長を詰められたほか、京都大学の教授を退任されたのち、舞鶴高専の校長や「日・エジプト科学技術大学(E-JUST: Egypt-Japan University of Science and Technology)」プロジェクトを歴任されてのご就任ということです。

今回は、特に東南アジアを舞台とした国際共同や人材育成のためのプロジェクト開発のための来タイということで、当センターへはそのための資金調査を目的に来訪されました。2012年度より開始された拠点形成促進事業(Core-to-Core)や、JSPS-JICAの枠組みである科学技術研究員派遣事業をご紹介させていただいたほか、我々が把握する限りでの、これら国々における研究ニーズなどをお伝えいたしました。

この他にも、URAオフィス(仮称)としては、大学内での研究・人材の把握や、英国での大型セミナーの開催などを当面の活動目的に考えているということで、今後のご活躍が期待されます。