京都大学ベトナム共同オフィス新江所長来訪

2011年3月10日、京都大学ベトナム共同オフィス(VKCO)より、新江利彦(しんえ・としひこ) 所長及び、スタッフのNgo Thi Thao(ゴー・ティー・タオ)氏が来訪されました。
VKCOは、京都大学地球環境学堂がもともとハノイとフエに設置していたオフィスを、グローバル30で「海外大学共同利用事務所」に選定されたことをきっかけに、2010年9月17日に開所したもので、ベトナム国家大学ハノイ校内にあります。新江所長のほか、副所長以下6名のベトナム人スタッフが勤務しているということです。

新江所長からはベトナムの文化に基づく、ベトナム人のJSPSプログラム利用の難しさなどが説明されました。たとえば、ベトナムでは親族がなくなった際に喪に服する習慣があり、海外からベトナムへ帰国する必要があるため、たとえば外国人特別研究員を受給中でも期間中に辞退する必要が生じるということです。

このほか、論文博士取得希望者に対する支援事業や外国人特別研究員への申請手順等についてベトナムの研究者から問い合わせがあるというこことで、説明をさせていただきました。

また、ベトナムでの同窓会組織の設立をはじめとした当オフィスの取り組みについて、今後ご協力をいただけるようお願いしました。

新江所長、ゴー・ティー・タオ氏、センター長

新江所長、ゴー・ティー・タオ氏、センター長