2026年7月26日、JSPSバングラデシュ同窓会(Bangladesh JSPS Alumni Association:BJSPSAA)は、ジョショール科学技術大学(Jashore University of Science and Technology:JUST)との共催により、バングラデシュ・ジョショールにおいて、JSPSガイダンスセミナー「Guidance Seminar on the JSPS Program and Research Funding Opportunities」を開催しました。
本セミナーは、大学教員、研究者およびJSPS事業への応募を検討している研究者を対象に、日本学術振興会(JSPS)が実施する各種国際プログラムや研究助成の機会について理解を深めるとともに、日本における研究・学術活動の機会を得るための実践的な情報を提供することを目的として開催され、約80名が参加しました。
また、本セミナーは、大学関係者、JSPS関係者、BJSPSAA会員、研究者および応募希望者が一堂に会し、国際的な研究協力の強化や研究者としてのキャリア形成について意見交換を行う貴重な機会となりました。
まず、ジョショール科学技術大学(JUST)Institutional Quality Assurance Cell (IQAC) DirectorのProf. Dr. Md. Jahangir Alamより開会挨拶が行われました。Prof. Alamは、来賓、講演者、BJSPSAA関係者、大学教員、研究者および参加者を温かく歓迎し、国際的な研究協力の重要性や、若手研究者・大学教員が質の高い研究活動に取り組むための機会の重要性を強調しました。
続いて、JSPSバンコク研究連絡センター大谷吉生センター長が開会挨拶を行いました。JSPSが科学の発展および国際的な研究協力の促進に果たす役割について紹介するとともに、バングラデシュを含む各国の研究者と日本の研究者との学術的なつながりを構築する上で、JSPSの各種事業が果たす重要性について説明しました。
続いて、JUST Pro-Vice ChancellorのProf. Sk. Mahmudul Hasanが特別来賓として挨拶を行い、大学の研究力を強化する上で、国際的な経験、研究ネットワークの構築、競争的な研究資金の獲得が重要であることを強調しました。
また、JUST TreasurerのProf. Dr. Faroque Hasanが来賓挨拶を行い、国費留学生として日本で学び、研究した経験について紹介しました。
さらに、JUST Vice ChancellorおよびBJSPSAA 副会長(Vice-President)のProf. Dr. Yearul Kabirが主賓として挨拶を行いました。大学における研究の質とインパクトを高めるために国際協力が果たす役割がますます重要になっていることを指摘し、大学教員や若手研究者に対して、JSPSが提供する各種フェローシップや研究助成制度について積極的に情報収集し、挑戦するよう呼びかけました。
その後、JSPSの使命、活動内容および国際プログラムについて紹介するJSPS紹介動画が上映されました。
動画上映に続いて、JSPSバンコク研究連絡センター国際協力員のMs. Xiuyu DINGより、「JSPS and its International Programs」と題したプレゼンテーションが行われました。JSPSが提供するさまざまな研究機会や、日本の大学・研究機関および研究者との学術的連携の可能性について、参加者に情報を提供しました。
セミナーの主要なプログラムの一つとして、Sher-e-Bangla Agricultural University(ダッカ)の農業学科教授およびBJSPSAA幹事長のProf. Dr. Mirza Hasanuzzamanによる基調講演が行われました。
Prof. Hasanuzzamanは、JSPSフェローシップや研究機会への応募を目指す研究者に向けて、具体的なアドバイスを提供しました。講演では、日本における適切な受入研究者・研究機関を見つけること、質の高い研究計画を策定すること、効果的な学術コミュニケーションを構築すること、そして競争力のある申請書を作成することの重要性が説明されました。
特に、JSPSフェローシップの獲得や国際的な研究協力の構築を目指す応募希望者にとって、採択の可能性を高めるためにどのような準備が必要かを具体的に理解する有益な機会となりました。
また、これまでの学術・研究経験を踏まえ、強固な研究実績、明確な研究目的、科学的な新規性、適切な研究手法に加え、提案する研究内容と受入を希望する研究者の専門分野との整合性が重要であることも強調されました。
各講演終了後には、質疑応答・意見交換の時間が設けられました。参加者からは、JSPSの各種プログラム、応募手続き、研究協力、研究計画書の作成、日本における受入研究者の選定など、日本での研究機会に関するさまざまな質問が寄せられました。
活発な質疑応答を通じて、参加者は講演者から直接、実践的なアドバイスを得ることができるとともに、バングラデシュと日本の間のより強固な学術・研究ネットワークの構築に向けた意見交換を行いました。
セミナーの最後には、Bangladesh JSPS Alumni Association (BJSPSAA) 会長(President)のProf. Dr. A. K. M. Nowsad Alamが閉会挨拶を行いました。Prof. Alamは、本セミナーの開催に協力したJUST、Institutional Quality Assurance Cell、JSPS関係者、来賓、講演者、主催者および参加者に謝意を表したのち、BJSPSAAが今後もバングラデシュの研究者に対してJSPSの機会を広く紹介し、学術ネットワークの構築を促進するとともに、バングラデシュと日本との科学・学術分野における協力関係の強化に取り組んでいくことを強調しました。
今回のガイダンスセミナーは、大学教員や研究者の間で、JSPSフェローシップ、国際研究プログラムおよび研究助成制度に対する理解を深める貴重な機会となりました。大学関係者によるメッセージ、JSPSプログラムに関する情報、経験豊富な研究者による実践的なアドバイス、そして参加者との活発な意見交換を組み合わせた内容は、JSPSへの応募を検討する研究者にとって非常に有意義なものとなりました。
また、本セミナーを通じて、BJSPSAA、JSPS、ジョショール科学技術大学およびバングラデシュの幅広い学術コミュニティとの間のコミュニケーションがさらに促進されました。今後、このような取り組みを通じて、より多くのバングラデシュの研究者が国際的な競争力のあるフェローシップに挑戦し、日本の研究者との共同研究を進めることで、国際協力を通じた科学技術および高等教育の発展に貢献することが期待されます。















