プリンス・オブ・ソンクラー大学でJSPS事業説明会を実施

2020年1月29日(水)、タイ南部ハート・ヤイに位置するプリンス・オブ・ソンクラー大学(PSU)でJSPS事業説明会を実施しました。PSUは1967年設立のタイ南部初の国立大学で、5つのキャンパスで構成されます。今回訪れたハート・ヤイがメインキャンパスです。

今回の説明会は、在タイ日本国大使館主催の地方留学説明会に合わせて開催されました。
今回は、説明会に先立ち、在タイ日本国大使館の小林茂紀 広報文化部長および説明会参加大学とともに、PSUのDr. Niwat Keawpradup学長を表敬訪問する機会にも恵まれました。Dr. Niwat Keawpradup学長は、自身も千葉大学で過ごした時期があり、日本留学には強い思い入れがあるそうです。
さらに参加者からは、タイ王国元日本留学生協会(OJSAT)への加入について呼びかけがありました。JSPSプログラム経験者であっても、条件が合えば加入が出来るため、ぜひ加入を検討して欲しいということでした。

その後、場所を移し、JSPSと国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が合同で、事業説明会を開催しました。
冒頭でAssoc. Prof. Praneed Songwathana, RN, PhD に歓迎の挨拶をいただきました。PSUは国際共同研究の推進を掲げており、日本との協働にも関心を寄せているということでした。

フォトセッションを挟み、冨山副センター長から当会の概要・同窓会組織等の説明をいたしました。また、臼井・濱端両国際協力員から各種国際事業の説明を行いました。


そして、Core-to-Coreプログラム、および日本学術振興会外国人研究者再招へい事業(BRIDGE Fellowship Program)経験者ののDr. Vannarat Saechanに、ご自身の経験をご講演いただきました。ご自身はバクテリアに関する研究を進められており、サンプル収集やプレゼンテーション発表の機会を通して、東北大学や北海道大学の研究者と交流した経験があるということです。
ご講演の中では、JSPS事業の申し込み方法に関して、実際にインターネット上の申し込みページを操作しながら、参加者に分かりやすく説明していました。

参加者からの質問には、JSPSプログラムの採択には、テーマや大学ごとの偏りはあるのかなど、具体的で強い関心がうかがえるものが多く聞かれました。

その後、JSTシンガポール事務所の小林義英チーフから、JSTの沿革や、地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)など、JSTの国際事業をご説明されました。こちらも、参加者からの関心が高く、みな熱心に耳を傾けていました。

今回の参加者は15名ほどでしたが、日本の国際学術交流事業についての情報提供や、率直な質疑応答を行う絶好の機会となりました。