2019年12月20日(金)、在タイ日本国大使館で第22回在タイ大学連絡会(Japanese Universities’ Network in Thailand: JUNThai)が開催され、当センターから山下センター長、冨山副センター長、臼井国際協力員、濱端国際協力員の4名がオブザーバーとして出席しました。
第1部の講演会では、以下の2つの講演が行われました。
■「東海大学の国際活動の歴史と外地機関のオペレーション」
田中 久美子
東海大学グローバル推進本部海外連絡事務所アセアンオフィス・地域統括
田中さんの講演では、東海大学が他大学に先駆けて、冷戦下にあったロシア(ソ連)と交流を深めたことをご説明されました。(詳しくはこちら)
さらに東海大学の海外機関についてもご説明されました。東海大学ヨーロッパ学術センターでは、宿泊施設を備えており、同大学の教員との共同研究に利用することが出来るということです。
最後に田中さんから、東海大学は、今後も幅広い国際事業を進める予定であり、これからも世界に貢献する大学であり続けたいとメッセージを発信されました。
■「東北大学の概要と国際展開について」
濱端 悠祐
日本学術振興会バンコク研究連絡センター国際協力員
濱端国際協力員からは、東北大学の歴史や設立の理念からはじまり、指定国立大学として指定された同大学の成長戦略などを、研究および教育の視点から幅広く紹介しました。
特に、日本人学生の留学促進を目指して導入され、いまや同大学の特色となったSAP(Study Abroad Program)の取り組みや、新青葉山キャンパスに設置が計画されている次世代放射光施設については、JUNThai 参加大学のなかでも際立った取り組みであり、東北大学の今後の発展を考える上で非常に参考になったという声が聞かれました。
第2部の連絡会では、JSPSバンコク研究連絡センターより、「JSPSバンコク研究連絡センター設立30周年記念・NRCT-JSPS-JAATセミナー」について開催に関する情報を提供させていただきました。
今年度は2月18・19日に、バンコク市内で開催予定です。皆様のご参加をお待ちしています(詳細は後日、JSPSバンコク研究連絡センターのウェブサイトにてお知らせします)。