2019年12月5日(木)と6日(金)の二日間に渡り、JSPSフィリピン同窓会(JAAP)主催の第2回国際カンファレンス” Science and Technology at the Forefront of Industry 4.0”がフィリピン・イロイロ市のCourtyard by Marriott Iloiloで開催され、初日の5日には当センターから山下センター長、冨山副センター長および臼井国際協力員、JSPS本部から全孝梨国際協力員が出席しました。
まずJAAPのDr. Renato G. Reyes会長がOpening Remarks開会の挨拶を行い、続いてDr. Rolly Fuentes(Vice-Chancellor for Research & Extension, UP-Visayas)、Dr. Pagasa D. Gaspillo(JAAPの前身であるフィリピン論博同窓会(Philippine Society of JSPS RONPAKU Fellows:PRF)の初代会長)、Dr. Leah Buendia(Assistant Secretary, Department of Science and Technology: DOST)が祝辞を述べました。
次にDr. Dionisio G. Alvindia(Director, Department of Agriculture-Biotech)による基調講演がありました。
その後、2名の日本人講演者による全体講演が行われました。
近畿大学水産研究所の白樫正准教授からは“PARASITIC DISEASES IN MARINE FINFISH AQUACULTURE; Past, Present and Future”と題し、海水魚の養殖場における魚類寄生虫の防除方法の研究についてご講演いただきました。
東京工業大学学術国際情報センターの西崎真也教授(東京工業大学フィリピン拠点長)からは” Machine Reasoning Symbolic Aspect of Artificial Intelligence”と題し、Machine Reasoningの研究史から近年の研究トレンドについてご講演いただきました。
午後にはカンファレンスのテーマに沿ってフィリピンの研究者による講演が行われた他、山下センター長によるJSPSの概要紹介および国際事業説明が行われました。
今回のカンファレンスにはJAAPのメンバーをはじめ多くの若手研究者を含む約100名の参加がありました。また、同会場では若手研究者を中心としたポスター発表も行われており、各講演の合間にも活発に議論する様子がうかがえました。