2019年3月19日(火)、マレーシア・ペナンのマレーシア科学大学(Universiti Sains Malaysia: USM)でJSPSマレーシア同窓会設立に向けた決議総会が開催され、当センターから山下センター長、冨山副センター長、新原国際協力員が出席しました。
この総会は、マレーシア国内でJSPS同窓会結成の目処がたったため、初期会員となる約40名の最終的な意思確認と同窓会長やその他理事会役員を決定するために行われたものです。なお、正式な同窓会設立は今後JSPS本部役員会の承認を待つことになります。
午前の部は学術シンポジウム形式で行われ、山下センター長が「Making possible the impossible – special reference to Japan -」と題したJSPSの概要説明を兼ねた講演を行いました。その後、以下4名のJSPS事業経験者による、日本・マレーシア間の研究交流事例共有が行われました。
1. Prof. Dato’ Dr. Nor Aieni Haji Mokhtar (Vice-Chancellor, Universiti Malaysia Terengganu)
2. 藤田敏彦グループ長(国立科学博物館動物研究部海生無脊椎動物研究グループ)
3. Prof. Datuk Dr. Ahmad Fauzi Bin Ismail (Deputy Vice-Chancellor, Universiti Teknologi Malaysia)
4. Prof. Dato’ Dr. Aileen Tan Shau Hwai (Director, Centre for Marine & Coastal Studies, Universiti Sains Malaysia)
引き続き行われた午後の部では、改めて山下センター長から、同窓会設立の意義や外国人研究者再招へい事業(BRIDGE Fellowship)について説明があった後、USM学長(Vice-Chancellor)のProf. Datuk Dr. Asma Ismailから同窓会の設立宣言が行われました。
その後、同窓会設立の実行委員長役を務めておられたUSM副学長(Deputy Vice-Chancellor)のProf. Ir. Dr. Abdul Rahman bin Mohamedから同窓会理事会の構成について説明があり、その場で初代理事会役員の人選を行いました。
議論の結果、初代同窓会長は前述のProf. Datuk Dr. Asma Ismailが務めることになり、その他マレーシアの有力大学の学長・副学長級の研究者が多く理事会役員に名を連ねました。理事会の強力なリーダーシップのもと、活発な活動が期待されます。
なお、JSPSマレーシア同窓会の設立にあたっては日頃からUSM日本文化センターの副田雅紀センター長に現地の調整役を務めていただき、大変ご尽力いただいております。この場を借りて御礼申し上げます。