国立研究開発法人日本医療研究開発機構 シンガポール事務所(アジア・大洋州担当)中村浩所長の来訪

2018年3月19日、国立研究開発法人日本医療研究開発機構 シンガポール事務所(アジア・大洋州担当)中村浩所長が当センターを来訪されました。

日本医療研究開発機構(AMED)は国が定める「医療分野研究開発推進計画」に基づき、医薬品創出、再生医療、がん等9つの統合プロジェクトを中心とする研究開発を推進しています。2018年に設立されたシンガポール事務所においては、アジアおよび大洋州各国を所掌範囲として、対象各国との連携強化、医療分野の研究開発に関する技術情報・政策情報の収集・分析、人的ネットワークの構築、およびAMEDの情報発信等の活動を行っています。

今回はタイで複数の医療施設を訪問するために来タイされ、事務所の今後の活動の充実化のため、当センターの活動内容や広報活動等について情報を得たいとのことで、当センターにお越し頂きました。

なお、中村所長は、2017年11月9日にマレーシア・クアラルンプールにあるマレーシア工科大学(UTM)及びマレーシア・日本国際工科院(MJIIT)内で開催された「Japan Day」において、山下センター長とともに講師として、パネルディスカッションにご登壇されました。(その時の様子はこちら

中村所長からは、シンガポールで開催された技術見本市へのブース出展や、若手研究者向けの国際的研究リーダー育成プログラムについて紹介を頂きました。また公募全般において、応募資格が拡大されていること、英語での申請も受け付けを開始したこと等について説明があり、ぜひ研究者の方々に広く申請頂きたいと周知のお願いがありました。なお、今後はシンガポールだけでなく、タイやマレーシアとのつながりを特に強化していきたいとのお考えでした。

山下センター長からは、タイにおける日本の大学の海外事務所の実情、JSPS国際事業の「研究拠点形成事業」並びにJSPS同窓会の活動内容等について紹介しました。また各地域の情報収集については、バンコク研究連絡センターが管轄する同窓会の学術セミナーや年次総会等を開催する際、意見交換を実施する等して情報を得ていると説明をしました。

土肥国際協力員、古屋副センター長、中村所長、山下センター長、斉藤国際協力員

土肥国際協力員、古屋副センター長、中村所長、山下センター長、斉藤国際協力員

当センターでは今後も日本の研究機関等の東南アジアにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。