2017年11月20日、山口大学の三浦房紀副学長(国際連携担当)が大学研究推進機構の大澤高浩准教授、国際企画課の山本亜希子係長、阿部絵后職員及び学生支援課の重松隆寛職員とともに当センターを来訪されました。
山口大学では、研究分野を主体とした国際連携活動を強化することにより大学の研究レベルの高度化を図ると共に、学術を通じた教育支援及び国際貢献をおこなうことを目的として、大学の研究力向上につながると期待できる海外の大学を「重点連携大学」に選定しています。タイではカセサート大学及びチュラロンコン大学の2つの大学を重点連携大学に選定しており、さらに、複数の重点連携大学が立地する国・地域の中からタイはインドネシアとともに「重点拠点国」としても選定しています。同大学は農学分野を中心にタイとの交流が非常に活発で、11月18日にはバンコク市内で山口大学タイ帰国研究者・留学生等交流会を開催され、当センターご来訪前には、重点連携大学の一つであり、海外オフィスも構えるカセサート大学で、山口大学がJAXAやチュラロンコン大学、大澤准教授の所属するインドネシアのウダヤナ大学等、多くの研究機関とともに進めており、JSPS研究拠点形成事業(B型)においても支援している衛星リモートセンシングを用いた防災・減災への応用研究に関する打ち合わせをされたとのことでした。
また、同大学では職員を海外の大学に派遣し、派遣先大学での管理運営及び教育研究体制についての実地研修を通して、大学の国際化に貢献できる人材を育成することを目的にSD(スタッフ・ディベロップメント)研修を実施されていらっしゃいます。重松職員はこの研修で来タイされ、チェンマイ大学及びカセサート大学で英語による大学紹介を実施されたとのことです。
当センターからも管轄する同窓会の支援業務等、当センターの活動内容をご説明すると共に、JSPS国際交流事業についてご説明させていただいたところ、「外国人研究者招へい事業」等に興味を示していただき、学内に周知し積極的に応募したいとおっしゃっていただきました。
当センターでは今後も日本の大学等の東南アジアにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。