2017年9月22日、九州大学人間環境学研究院教育学部門の吉本圭一主幹教授、東洋大学国際地域学部の芦沢真五教授及び筑波大学大学研究センターの稲永由紀講師が、当センターを来訪されました。
九州大学では、今日、急速に拡大・多様化しつつある世界の第三段階教育(大学・短期大学・専門学校・高等専門学校などの高等教育)について、その「目的」・「方法」・「統制」をめぐる機能的分化と質の向上・保証の仕組みとを実証的に把握するとともに、特に日本の第三段階教育各セクターにおける、機関・プログラムレベルでのイノベーションの動向、マクロレベルでの質保証政策の展開などについて、政策科学的な探究を行うことを目的とした「九州大学第三段階教育研究センター」を設置していらっしゃいます。吉本圭一主幹教授は、同センターのセンター長としてご活躍されている一方で、JSPS学術システム研究センターの専門研究員もお引き受けいただいております。
今回、第三段階教育における職業教育の社会的な認知を確立していくためには何が必要なのか等、国際比較研究の調査でタイ教育省やユネスコバンコク事務所を訪問するため、芦沢教授及び稲永講師とともに来タイされていらっしゃいます。
当センターにおいても、ユネスコ本部に長年勤務経験のある山下センター長と様々な意見交換及び情報交換をするとともに、JSPS同窓会等、当センターの活動内容についても紹介させていただきました。
また、2020年までの5年間、東洋大学が国際事務局を担当しているUMAP(University Mobility in Asia and the Pacific アジア太平洋大学交流機構)の留学プログラムの状況等についても芦沢教授からお話しをお聞きすることができました。
当センターでは今後も日本の大学及び研究者のタイ及びASEANにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。