理研シンガポール事務所 津澤元一所長の来訪

2017年9月6日、理研シンガポール事務所の津澤元一所長が当センターを来訪されました。今回はタイ国立科学技術開発庁(NSTDA)で開催予定のシンポジウムでの主任研究員の発表に合わせ、来泰されました。
津澤所長は2016年6月にも(そのときの様子はこちら)当センターにお越し頂いており、今回はその後の動向等について貴重なお話をお伺いすることができました。

前回のご訪問の際には、シンガポールに拠点を構える日本の科学技術・学術機関である国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)や国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)と積極的に情報交換を行い、連携の強化に取り組んでいるというお話でした。
現在その活動に対しては、独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)や在シンガポール日本国大使館、厚生労働省、経済産業省も加わっているそうです。今後の展望としては、タイの「科学技術連絡会」とも協同して、東南アジアにおける科学技術の連携強化及び交流促進を図りたいとのお考えでした。
またマレーシアのマレーシア科学大学(USM)には連携研究センターを設置しており、理化学研究所出身の研究者が多く在籍しているとのことでした。
古屋副センター長からは、10月にマレーシア科学大学でJSPSの事業説明会を開催予定であり、ぜひ連携研究センターの研究者の方々にもご出席頂きたいとの依頼を行いました。
また今後、マレーシアだけでなく、シンガポールでもセミナーを開催する等、JSPSの国際事業をさらに展開するために、理研シンガポール事務所との連携をどのように強化すべきか等、活発な意見交換を行いました。

津澤所長と古屋副センター長

津澤所長と古屋副センター長

当センターでは今後も日本の研究機関等の東南アジアにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。