自然科学研究機構(NINS) 研究力強化推進本部 藤根和穂特任准教授の来訪

2017年2月2日、大学共同利用機関法人自然科学研究機構(NINS)研究力強化推進本部の藤根和穂特任准教授兼国際連携担当URA(国際連携室長)が当センターを来訪されました。
NINSでは、現在、研究大学強化促進事業に採択された機関を中心に構成されている緩やかなネットワーク「大学研究力強化ネットワーク(Research University Network of Japan: RUNJ)」の活動支援をされています。RUNJは、構成機関が共同し、大学・研究機関の枠を超えて相互の連携推進、コミュニケーションの底上げや研究の効果的なマッチングなどを目指し、研究ファンドや研究者の公募などの情報発信やURA人材の育成などに取り組まれています。欧米では、JSPSのボン及びワシントン研究連絡センターと共同し、両センターが主催するイベントにて大学紹介等を行っているそうです。
近年、同ネットワーク内で東南アジアとの連携の要望が高まっており、藤根先生は東南アジア圏との連携の可能性や現状の調査のため当センターを訪問され、様々なご質問をいただいた他、これまでの活動や今後のビジョン等についてもお話をお伺いすることができました。
これに対し、山下センター長からは在タイ大学連絡会(JUNThai)の活動の他、当センターが現在取り組んでいる、JST等他のファンディング機関及び「日ASEAN科学技術イノベーション共同研究拠点-持続可能開発研究の推進事業(JASTIP)」等のプラットフォームとの連携強化について紹介しました。

藤根特任准教授、山下センター長、大田国際協力員

藤根特任准教授、山下センター長、大田国際協力員

当センターでは、タイを始め各国のJSPS同窓会や関係者らの協力を得ながら事業説明を行っていますが、研究・研究者のマッチングなどには対応出来ていないのが現状です。RUNJの活動を通じて、日本と東南アジア圏での研究連携が進んでいくよう、これらの活動を積極的に支援していきたいと考えています。