泰日工業大学J-T技術革新セミナーに出席

2015年10月28日、泰日工業大学(TNI)で開催されたJ-T技術革新セミナーに、センター長・副センター長・国際協力員が出席しました。

このセミナーは、「中進国の罠」脱出に貢献するため、タイ産業におけるR&D活動支援専門家ネットワーク構築と日本の研究機関が保有する特許案件の技術移転を目的として、泰日工業大学が主催したものです。会場内では終日関係機関のポスター展示による事業・事例紹介やセミナーが開催されており、当センターからもポスター展示ならびに資料展示を行いました。

ポスター展示の様子

ポスター展示の様子

午後のセミナーでは、泰日工業大学のBandhit Rojarayanont学長より、泰日工業大学設立の経緯や目的を紹介された後、タイにおけるR&Dとイノベーションの必要性と現状、泰日工業大学の果たすべき役割についてお話しがありました。

Bandhit学長

Bandhit学長

引き続き、国立高等専門学校機構の技術開発と活用について、3人の講師から紹介がありました。まず、高専機構の紀聖治理事が高専の概要や教育システムの特徴を紹介された後、高橋薫研究・産学連携推進室長より高専機構においてR&Dを行っている分野や特許数、R&Dの事例紹介が行われました。最後に、苫小牧工業高等専門学校の小島洋一郎教授より味覚センサーの開発事例の紹介が行われました。

紀理事

紀理事

続いて、タイ国立科学技術革新政策事務所(STI)のKitipong Promwong副所長より、タイ政府のR&D・イノベーション支援の政策と方法について紹介がありました。

左からKitipong副所長、Bandhit学長

左からKitipong副所長、Bandhit学長

当センターからはセミナー前半のみの参加となりましたが、セミナー後半では、芝浦工業大学、近畿大学、泰日工業大学による事例紹介が行われたとのことです。

セミナーの様子

セミナーの様子