2014年11月4日、芝浦工業大学国際部グローバル教育推進課杉山修課長が当センターを来訪されました。
芝浦工業大学はタイにおいて、泰日工業大学に事務所を設置しています。またキングモンクット工科大学トンブリ(KMUTT)、スラナリー工科大学、チュラロンコン大学とMOUを締結しており、最近は今年8月にはランシット大学とのMOUを締結しています。
タイ国内で実施しているプログラムとして、KMUTT、スラナリー工科大学とハイブリッド・ツイニングプログラムを実施しています。ハイブリッド・ツイニングプログラムとは、国外のパートナー大学と連携を取って、修士課程と博士課程を複合化し、実施する大学院国際共同教育プログラムです。タイ以外ではハノイ理工科大学、ホーチミン市工科大学、マレーシア工科大学、ガジャマダ大学、バンドン工科大学を協定校としており、毎年10名弱の受け入れを行い、授業料免除及び奨学金の給付を行っています。このプログラムを通じて博士号を取得された方は、その後母国の大学での教員となることが多く、結果としてその後の日本との連携が推進され続けるという良い循環を創出しています。
また、東南アジア工科系大学コンソーシアム(SEATUC・South East Asia Technical University Consortium)を、東南アジア5つのパートナー大学との間に結成しており、毎年シンポジウムを開催しているとのことで、次回のシンポジウムはスラナリー工科大学で2015年7月に開催予定です。
また、タイにおける取り組みとしては、KMUTTに毎年夏季・春季休業を利用して二週間程度の工学英語研修、Global PBL(Project-Based Learning 課題解決型学習)研修を行っているとのことです。
芝浦工業大学は文部科学省の平成26年度国際化拠点整備事業費補助金『スーパーグローバル大学等事業 スーパーグローバル大学創成支援(タイプBグローバル化牽引型)」に採択されました。国内・国外の大学や企業とのコンソーシアムでの活動を通じて、グローバルに活躍する人材育成を目指しています。
芝浦工業大学は、様々な国際連携活動を行っており、その中で是非JSPSの国際交流事業を活用頂ければと考え、事業の紹介を行いました。また、タイにオフィスがあるということで、大学紹介のポスターの作成依頼も行いました。今後とも連携を深めて行ければと考えています。