バングラデシュ科学アカデミー(BAS)、バングラデシュ大学助成委員会(UGC)を訪問

2014年9月6日、バングラデシュ科学アカデミー(Bangladesh Academy of Sciences・BAS)バングラデシュ大学助成委員会(University Grants Commission of Bangladesh・UGC)を訪問しました。この日は折しも安倍晋三首相がバングラデシュを訪問する日と重なり、街中に日本に対する友好ムードが広がる中、会見が行われました。

バングラデシュ科学アカデミー(BAS)は基礎から応用科学の発展及びその実践を通じて、国家の繁栄を図ることを目的として1973年に設立されました。これまで国内では著名研究者の集結する第一級の科学機関として、また国際的にはバングラデシュを代表する研究機関として科学の発展に寄与してきました。また、JSPSとのMOUは締結されていませんが、HOPEミーティングの推薦機関として、2009年の第二回から国内の優秀な大学院生を本会議に推薦しています。

Ahmad会長と握手を交わすセンター長

Ahmad会長と握手を交わすセンター長

今回の会議では、Prof. Dr. Mesbahuddin Ahmad会長をはじめ、バングラデシュを代表する研究者である理事に参加頂きました。また前BAS事務局長で、前JSPSバングラデシュ同窓会長であるProf. Dr. Naiyyum Choudhury、現同窓会長のProf. Dr. M. Afzal Hossain、事務局長のDr. Nur A Khondakerにも出席いただきました。

会議の席上にて

会議の席上にて

席上ではAhmad会長より安倍首相の訪問に合わせて、日本-バングラデシュ間の長期間に渡る友好について関係言及がありました。Choudhury前会長からは同窓会のこれまでの経緯について、またセンター長からはJSPSの概要及びプログラムを紹介しました。日本での留学、研究の経験を通じて、バングラデシュの科学の発展に貢献することが可能であり、HOPEミーティングを含むJSPSの国際事業について大きな期待を寄せられました。

 

バングラデシュ大学助成委員会(UGC)は高等教育の質強化を目的として1972年に設立された機関で、JSPSとは1993年にMOUを締結し、研究者交流、共同研究、論文博士号取得プログラムの推薦を担当してきました。(研究者交流は2004年度の交流をもって廃止、論博プログラムの推薦機関としての役割は2014年度をもって終了)

会議の席上にて

会議の席上にて

当センターは、各対応機関との連携強化のため今後積極的に各対応機関を訪問することを視野に入れており、UGCを今回訪問しました。今回の訪問は、Hossain同窓会長の紹介で訪問が実現し、UGC委員長(国務大臣相当)のDr. Abul Kalam Azad Chowdhuryに面会しました。Chowdhury委員長は、バングラデシュの科学技術の発展のためにJSPSとの更なる連携の必要性を強調、二国間交流事業やフェローシッププログラムの更なる支援について要請されました。当センターからも、JSPS同窓会と共同で今後も様々な連携を図っていくことを確認しました。

Chowdhury委員長と

Chowdhury委員長と

バングラデシュを代表する学術機関を表敬訪問したことにより、今後は同窓会、学術機関、また在バングラデシュ日本大使館も含め様々な交流が推進されることが期待されます。

会議終了後、Khondaker同窓会事務局長、Prof. Dr. Rafiqul. Hoqueバングラデシュ農業大学長、Hossain同窓会長

会議終了後、Khondaker同窓会事務局長、Prof. Dr. Rafiqul. Hoqueバングラデシュ農業大学長、Hossain同窓会長