在タイバングラデシュ大使館を表敬訪問

2014年7月3日、在タイバングラデシュ大使館を表敬訪問し、Kazi Imtiaz Hossain大使及びAzizur Rahman総領事と対談しました。

山下センター長よりJSPSの概要と国際事業、バンコク研究連絡センターの機能とJSPSバングラデシュ同窓会の活動についてHossain大使とRahman総領事に紹介しました。

外国人特別研究員事業においては、バングラデシュの若手研究者が毎年10名以上採択され、採択者数全体の5%を占めています。また、バングラデシュの大学には博士号を持たずに大学で職に就いた教員も多いため、論文博士号取得希望者に対する支援事業の需要も多いようです。さらに、同国では食糧安全保障対策が喫緊の課題ですが、JSPSバングラデシュ同窓会員には農学分野の研究者が多くJSPS国際事業を活用して農学分野の研究者が育成されています。

Hossain大使は、これらのJSPS事業の実績を踏まえて、日本の研究支援は国を限定せず、直接的な見返りを求めない長期的な投資であると述べ、JSPSの人材育成を評価されました。
しかし、バングラデシュの研究者は、研究資金が必要でもそれを獲得するための情報に十分にアクセスできていないため、バングラデシュでJSPS国際事業の情報を発信してほしいと、当センターの活動に期待を示されました。

Hossain大使との対談で、バングラデシュにおいてJSPS国際事業への潜在的な需要が非常に高いことがわかりました。バンコク研究連絡センターは、9月にバングラデシュ農業大学でJSPS事業説明会を実施し、12月にバングラデシュ同窓会が実施するシンポジウムに出席し、日本からの講演者の招聘を支援する予定です。

左から轟国際協力員、Buabchamaneeリエゾン・オフィサー、Hossain大使、山下センター長、Rahman総領事

左から轟国際協力員、Buabchamaneeリエゾン・オフィサー、Hossain大使、山下センター長、Rahman総領事