マヒドン大学加藤さん、京都大学櫻田さんの来訪

2013年10月17日、京都大学大学院アジアアフリカ研究科博士課程学生の櫻田智恵さん、神戸大学大学院国際協力研究科地域協力政策専攻博士後期課程在籍、マヒドン大学人権・平和研究所人権学専攻修士課程在籍の加藤保之さんが当センターを来訪されました。

櫻田さんは、プーミポン国王による地方行幸が、国民意識の形成に与えた影響について、歴史学の観点から研究を行っています。現在は特に、行幸が活発に行われた1970年代から1980年代を対象とし、マス・メディアや国王グッズなどの効果に着目しています。

加藤さんは、マヒドン大学人権・平和研究所(Institute of Human Rights and Peace Studies)で、メディア規制にかかる国内法制の比較研究を行っています。特にソーシャルメディアに対する規制およびメディア規制機関に着目し、研究を進めています。

当センターからは、概要説明、JSPSの中期計画、またバンコクセンターの事業展開及び今後の拡大について説明を行いました。JSPS大学等の世界展開力強化プログラムについては、アジアを舞台にしていることもあり、バンコクセンターへの来訪者も増えており、今後一層重要性を増していくことを合わせて説明しました。

加藤さんの友人で論文博士取得支援プログラムに関心がある方がおられるとのことで、紹介いただけるとのことでした。

加藤さんはマヒドン大学、櫻田さんはチュラロンコン大学での研究活動を行っていることから、タイの大学の事情、特に大学ランキングに対するタイの大学の対策について、非常に貴重な情報を頂くことが出来ました。

加藤さん、櫻田さんとは元々京都大学バンコク駐在員事務所で実施されているタイ研究会(タイスクサー)でお目にかかり、その後当センターにお越し頂きました。日本の若手研究者・大学院生に対する情報提供及び意見交換についても、今後のセンターの課題として積極的に推進していく所存です。

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左から副センター長、加藤さん、櫻田さん、センター長