2013年7月11日、チェンマイ大学を表敬訪問し、JSPSの説明会を実施しました。
Dr. Avorn Opatratanakit学長補佐(教育・研究担当)を表敬訪問し、JSPSの事業概要を説明しました。その際、JSPSとしてはタイ第二の都市であり北部地方の中心であるチェンマイを重要視しており、少なくとも年に一回は定期的にチェンマイ大学で事業説明会を実施することを提案しました。チェンマイ大学としても、チェンマイ近辺の大学からも参加者を招へいし、より規模を大きくして実施することや、セミナーの実施も含めて検討したいとのことでした。来年度は、前もって準備し、4月~5月にかけて実施する予定です。
チェンマイ大学と京都大学(科学研究所、東南アジア研究所)とは部局間学術交流協定を締結しており、将来的には大学間レベルでの交流協定を目指したいとのことでした。
また、JSPS二国間交流事業について、今回の表敬訪問に同席されたChartchai Khanongnuch理学部准教授(元国費留学生で北海道大学において博士号取得)が是非申請したいとのことでした。これまでChartchai准教授はカセサート大学のメンバーの一員として二国間交流事業に参加されていたとのことですが、今回は是非単独で応募したいとのことでした。
表敬訪問の後、JSPSの事業説明会を実施しました。
Aborn学長補佐の挨拶で、「今回のJSPSの事業の紹介で、チェンマイ大学の研究者に情報を共有できること、またこのセミナーが若手研究者を刺激し、新しい可能性を見つけて欲しい」と挨拶しました。
JSPSからは、センター長がJSPSの概要説明を、また副センター長が国際連携プログラムについて説明を行いました。
また、JSPS論文博士取得支援事業で論文博士を取得された理学部のSaisamorn Lumyong教授、医学部のLuksana Makonkawkeyoon准教授から日本での研究の経験談について、発表頂きました。
最後にJSPSからはJSPSの中期計画について説明するとともに、今後もチェンマイ大学でタイ北部での定期的にJSPSの説明会を実施することをここでも提案しました。
今回のセミナーは、NRCTからのサポートでチェンマイ大学宛にレターを送付して頂いたこと、またチェンマイ大学の多大なる協力を得て、33名の参加者があり、特に二国間交流事業に関して日本の共同研究者との申請方法等、活発な意見交換が行われました。
セミナー修了後、在チェンマイ日本国総領事館藤井昭彦総領事、近藤和弘副領事を訪問し、JSPSの事業を紹介するとともに、今後チェンマイ及びタイ北部におけるJSPSの事業実施にかかる協力を依頼しました。
当センターは、今後もタイ北部において継続的に連携を推進していく予定です。