AUN/SEED-Net事務局への訪問

2013年5月21日、副センター長及び日本学生支援機構(JASSO)山本所長で訪問しました。

アセアン工学系高等教育ネットワークプロジェクト(ANU/SEED-Net)は、アセアン10ヶ国における各国中核大学の教育・研究能力の向上、工学系人材の育成及び日本-アセアン各国のアカデミックネットワークを確立することを目的とした JICA (独立行政法人国際協力機構)のプロジェクトです。

主な活動内容は、1)教員対象の学位(修士・博士)取得支援、2)産業連携や地域共通課題に関する本邦教員との共同研究、3)地域共通課題をテーマにした地域会議、4)その他プロジェクト課題に関連する諸活動となっており、それぞれの地域、分野、業務ごとにユニットが組まれています。

今回の訪問では、AUN/SEED-Net事務局小西伸幸副チーフアドバイザーを訪問し、AUN/SEED-Netの業務内容について説明を受けるとともに、JSPS及びJASSOの事業紹介、意見交換を実施しました。

AUN/SEED-Netの事業は実はJSPSの事業と重複している部分が多く、外国人特別研究員、論部博士取得支援、二国間交流事業、研究拠点形成事業といったJSPSのプログラムは、AUN/SEED-Netからも同様のものを提供しています。もちろん、それぞれの枠には制限があること、またAUN/SEED-Net自体が2018年までの時限付きのプロジェクトであることから、本プログラムを持続的に展開していくためには、JSPSのプログラムも選択肢の一環として視野に入れて頂くと良いかと考えています。

小西副チーフアドバイザーも、JSPSの事業に非常に興味を持って頂き、少しの時間だけ事業説明をする予定だったのが、時間が大幅に延長され、活発な意見交換が行われました。AUN/SEED-Netを通じてASEAN諸国の優秀な工学系の研究者がJSPSのプログラムを活用頂ければと思います。

photo

「左からJASSO山本所長、小西副チーフアドバイザー、副センター長」