京都大学附属図書館の来訪

2012年12月12日(水)、京都大学附属図書館の赤澤久弥掛長、北條風行事務職員、また同行者として京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究科博士課程で現在チュラロンコン大学政治学部客員研究員である竹口美久さんが当センターを訪問されました。

今回の出張目的は、東南アジア圏の図書サービスのあり方の実施調査のため来訪したもので、本調査の結果を通じて、今後のサービスの改善を図っていくとのことです。京都大学附属図書館では、これまで欧米や東アジア諸国の図書サービスについて調査を行ってきましたが、増加する留学生と、多様化する図書サービスに対応すべく、今年度は東南アジア圏の図書館の調査を実施することになりました。

今回の調査は2グループに分かれており、バンコクを訪問したグループは、チュラロンコン大学、タマサート大学、カセサート大学の図書館及び、ハノイにあるベトナム工科大学及びベトナム国家大学ハノイ校を訪問し、調査を実施しました。また、もう一方のグループは、インドネシアのバンドンとジャカルタを訪問し、調査を行ったとのことです。

 今回の訪問は、山田副センター長の元々の所属である京都大学の繋がりによるものですが、普段JSPSについてあまり関わりのない図書館の職員に対して、JSPSについて知ってもらったことは、JSPSの知名度の向上に繋がったことと考えます。

また竹口研究員は現在バンコクで研究活動を行い、JSPS特別研究員にも採用されたということで、今後の研究を行う際に、JSPSの事業を活用して頂けるのではないかと考えています。