2012年10月30日(水)、分子科学研究所の櫻井英博准教授が当オフィスを訪問されました。
分子科学研究所は、「21世紀東アジア青少年大交流計画」(Japan-East Asia Network of Exchange for Students and Youths – JENESYSプログラム)の一環としてJSPSが実施した「若手研究者招聘事業-東アジア首脳海外参加国からの招聘-」に平成20年度から平成23年度まで採択され、合計90名程度の博士課程学生、若手研究者を受け入れてきました。特にチュラロンコン大学、カセサート大学とは密な連携を取っており、それぞれの大学より5~6名を分子研に受け入れました。今後も、共同研究の実施とともに、学術交流協定を締結し、単位互換やDual Degree制度を実施していく予定とのことでした。
JENESYSプログラムは平成23年度を以て終了しましたが、独自事業であるEXODASSプログラムを立ち上げ、外国人研究者の招聘事業を継続しています。
今回の訪問の目的は。アジアの基礎科学の発展を推進していくために、東南アジア各地の状況を確認したいとのことで、特にコネクションの無い国々への橋渡しを当センターにやっていただきたいとの要望がありました。当センターとしても、活動の場をASEAN諸国に広げていくという流れの中で、まずは多くの研究機関にJSPS事業について認識してもらうこと、そして同窓会の拡充を通じてネットワークを広げ、人物交流を推進することを目標とし、事業を推進していくことが必要になります。
これまでJSPSの様々な国際交流事業に申請、採択されてきた櫻井先生からは、数多くの貴重なご意見を頂きました。当センターの活動へのフィードバックとするとともに、JSPS本部へも報告し、さらなる国際交流事業の充実を目指したいと考えます。