拓殖大学 海老原タイ事務所設置準備室長の来訪

2012年6月28日(木)、拓殖大学のタイ事務所設置準備室長で、チェンマイを拠点にしておられる海老原智治(えびはら・ともはる)氏が、当センターを訪問されました。

拓殖大学では、日本語教育を中心としたタイでの学生リクルートや、タイ国内での日本語教育のさらなる普及を考えておられ、現在、チェンマイ大学内に拓殖大学の事務所を設置するかの見極めのため、バンコクでの情報収集に関係各機関を回っておられるとのことです。

なお、日本語教育という点では、北部の大学数校の日本語学科がアライアンスを組んでいるということですが、一方で、タイ北部の大学には中国の関与が強まっており、例えば日本語教育においてさえ中国の大学の日本語学科への若手教員の留学が、中国側の全面的な費用負担によって行われているということです。JSPSの論文博士号取得希望者への支援事業を紹介したところ、大変喜ばれました。

また、ナレスワン大学では日本留学生の同窓会組織が大学独自に設立されており、これを拠点に広報を行えば、日本語学科のみならず工学系等広い分野の研究者を対象に当センターの事業紹介を行えるのではないかといったご提案をいただきました。

もう一点、チェンマイ大学では先週中に新学長の選手が行われ、これに伴って副学長の人選も行われているということです。11月ごろをメドに新体制が固まる見込みだということです。

当センターとしては、ナレスワン大学への訪問や、チェンマイ大学の新布陣への表敬など、今後の事業計画を立てるのに非常に参考になる情報提供をいただきました。今後の活動に生かしていきたいと思います。