JSPSバングラデシュ同窓会シンポジムについて打合せ

2011年11月14(月)日から16日(水)まで、センター長及び副センター長がバングラデシュへ出張しました。バングラデシュ出張は昨年12月に続いてこれで2度目。今回の目的は、来年2月に開催予定のバングラデシュJSPS同窓会(BJSPSAA: Bangladesh JSPS Alumni Association)の第3回科学シンポジウム(仮)に向けた打合せです。

1. 前列左からセンター長、Prof. M. Tofazzal Islam事務局長、Dr. Imamul Huq筆頭副会長、福井主任、大村書記官

1. 前列左からセンター長、Prof. M. Tofazzal Islam事務局長、Dr. Imamul Huq筆頭副会長、福井主任、大村書記官

バングラデシュにおけるJSPS同窓会活動については、従来JSPS東京本部が直接に関与・管轄しておりましたが、同窓会業務を担当する里見昭彦(さとみ・あきひこ)人物交流課長と当センター長の間で話合いが持たれ、今年9月以降、当センターが間に入ってコーディネートすることが決定されました。これに伴い、毎年開催されるBJSPSAAシンポジムについても、その運営部分を当センターが担当することになった次第です。

11月14日、BJSPSAA理事メンバーとの打合せを夕方に控え、研究者国際交流センター(JSPS Fellow Plaza)の福井育夫(ふくい・いくお)主任及び小島昌夫(こじま・まさお)現地コーディネーターとともに、在バングラデシュ日本大使館に大村浩(おおむら・ひろし)一等書記官を訪ねました。大村書記官はBJSPSAAの立上げ以来、大変にご尽力いただいている方で、今回のシンポジウム開催についても種々のご協力を賜っています。

BJSPSAAとしては、シンポジウムの日本側主賓としてノーベル賞受賞者を要望していますが、これは日程の調整等の関係で非常に難しい課題です。そこで、大村書記官の働きかけにより木村孟(きむら・つとむ)文部科学省顧問、元大学評価・学位授与機構理事長、元東京工業大学学長の出席への同意が取れたことを説明いただきました。このほか、来年が日本-バングラデシュ国交樹立40周年に当たることから、今回のシンポジウムもその関連行事の一つとして開催したい旨の説明をいただきました。

その後、ダッカ市内BRAC Centerを訪れ、BJSPSAA理事との打ち合わせに臨みました。
BJSPSAAからはDr. Imamul Huq筆頭副会長(Senior Vice President)、Prof. M. Tofazzal Islam事務局長(General Secretary)のほか7名の理事が参加し、シンポジムのテーマ、日程、会場、ゲスト、参加者、予算といった内容について議論が交わされました。

打合せの様子

打合せの様子

ここでの決定は概要以下の通りです。
・テーマ:Science for Society
・開催日:2月24日(金)25日(土)
・会場:バングラデシュ国立博物館オーディトリウム
・主賓:(日本)木村孟文部科学省顧問、(バングラデシュ)ハシナ首相(交渉中)
・参加者:300人、事前登録の実施
・講演者:日本より2名。BJSPSAAにて候補者リストを作成し、JSPSバンコクにて照会。
・バングラデシュにおける経理管理は小島コーディネーターに一任

翌日、会場となるバングラデシュ国立博物館を訪れ、講堂の設備等を確認し、レセプション会場の候補地として挙げられたレストランを視察しました。両会場とも問題がないことが確認され、シンポジウム開催に向けて大まかな概要が決定したことになります。

博物館の外観

博物館の外観

今後、2月24日の開催に向けて詳細部分の詰めの作業を行っていきたいと思います。

首都ダッカの様子

首都ダッカの様子