2011年9月21日(水)から23日(金)まで、センター長および副センター長がインドネシア・パランカラヤへ出張しました。目的は9月22-24日にAquarius Hotelで開催される第3回国際ワークショップ「Wild Fire on Carbon Management in Peat-Forest in Indonesia」に参加し、当センターの業務紹介を行うことです。
同ワークショップはJST-JICA(科学技術振興機構-国際協力機構)の枠組みであるSATREPS(地球規模課題対応国際科学技術協力事業Science and Technology Research Partnership for Sustainable Development)で北海道大学が実施する「インドネシアの泥炭・森林における火災と炭素管理」課題の一環として開催されるものです。パランカラヤはボルネオ島のインドネシア領いわゆるカリマンタンの主要都市のひとつで、今回の会場の近くには、北海道大学の協定校であり当プロジェクトのパートナーの一つでもあるパランカラヤ大学も設置されています。
会場には上記課題の多くの関係者が集まっており、その中でセンター長が簡単なセンター紹介を行いました。用意しておいたブローシャー200部はすべて参加者の手に渡り、若干の不足を詫びることになるほどです。なお、センター長はプロジェクト関係者としても会議に参加し、研究発表を行っております。
ワークショップの後は、パランカラヤ大学構内を会場としてレセプショが開催されました。開会のあいさつをされたのは同大学のVice Rector for Academic AffairsであるProf. Dr. Kumpiady Widen副学長で、当センターでは早速、ご挨拶とセンター紹介を行いました。
SATREPSはJST-JICAの枠組みでありJSPSとは直接の関係はありません。しかしながら、双方とも日本のファンディング・システムの一部であることは間違いありません。相手国に対し我が国の複層的なファンディング・システムを印象付ける恰好の機会になったものと評価しております。当センターとしては今後とも、我が国の科学技術政策の中で住み分けと協働を見極めながら、東南アジア地域でのJSPS広報活動を続けていきたいと思います。