タイ国立科学技術開発庁でJSPS事業説明会を実施

2019年12月17日(火)、タイ国立科学技術開発庁(NASTDA)で、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)とJSPSが、合同で事業説明会を実施しました。

最初に、Dr. Lily Eurwilaichitr, Vice Presidenから歓迎の挨拶があり、科学やイノベーションの発展には、国内だけではなく、海外の研究者との活発な議論や国際協力が必要不可欠であると言及がありました。
そして、JSPSおよびJST が、それぞれの国際事業について説明してくれることは、タイの研究者にとっても、国際研究を進める大きな手がかりとなるとお話しされました。

続いて、山下センター長から当会の概要・同窓会組織等の説明をいたしました。説明の中では、バンコク研究連絡センターは、タイ国内の大学での事業説明会を大変重視しており、これからも関係強化に努めたいことをお伝えしました。
また、臼井・濱端両国際協力員から各種国際事業の説明を行いました。

次に、日本学術振興会の論文博士号取得希望者に対する支援事業(論博事業) 経験者のDr. Seksan Papong に、ご自身の経験をご講演いただきました。

論博事業に対する支援事業の概要や応募方法ついて、ご自身で作成した図表を使いながら、丁寧にご説明されました。
同氏は、東京都市大学で、環境問題に関係する研究を行ったそうです。プレゼンテーションのなかでは、論博事業のサポートの中で、世界中の研究者とのネットワークを築くことができ、また日本で所属していた研究室との繋がりが、いまでも発展的に続いていると仰っていました。

最後に、JSTシンガポール事務所の小林義英チーフが、JSTの沿革や、サトレップスなど、JSTの国際事業をご説明されました。情報量の多いプレゼンテーションで、参加者も熱心に聴き込んでいました。

    
JSPSバンコク研究連絡センターでは、今後も事業説明会等を通して、情報提供に努めてまいります。