都城工業高等専門学校吉井千周准教授及び宮城学院女子大学市野澤准潤平教授の来訪

2017年3月16日、都城工業高等専門学校吉井千周准教授及び宮城学院女子大学現代ビジネス学部現代ビジネス学科の市野澤潤平准教授が当センターを来訪されました。
吉井先生は平成27年度国立高等専門学校機構在外研究員制度により1年間泰日工業大学の客員教授として赴任された後、平成28年度科学研究費補助金「国際共同研究加速基金」に採択され、チェンマイ大学でAffiliated Researcherとしてフィールドワーク行ってこられました。今回は3月の日本ご帰国前のご報告に当センターに来訪頂きました。先日は「国際共同研究加速基金」採択者の一部で構成されたネットワーク「LEADSNET」の会合にも参加されたとのことです。
また、チェンマイ大学や隣のチェンライ県にあるメーファールアン大学には当センターも毎年JSPS事業説明会を開催しており、両大学の日本人研究者の情報等を教えて頂きました。

国立高等専門学校機構は、在タイ日本国大使館が打ち出した日タイ産業人材育成協力イニシアティブの具体的施策の一つとしても取り上げられており、タイ全体の職業高校・技術短大のレベルアップを図るため新たにタイ教育省内に同機構オフィスを設置されています。そのため、同オフィスのお話しについても情報提供頂きました。

市野澤先生は観光学・文化人類学がご専門で、タイでは観光業についての研究をされていらっしゃる他、ワイルドライフ・ツーリズムという世界各地の野生動物を対象にした観光についての研究を主なテーマとして、インドネシアやタイ周辺の海でフィールドワークを行っていらっしゃるそうで、ダイビングのお話しなどもお聞きすることができました。

当センターからは、センターやJSPS同窓会の活動の他、在タイ大学連絡会(JUNThai)についてもご説明した他、例年開催しているJSPS-NRCT共催のシンポジウムや国際タイ学会等のイベントについても情報交換を行うことが出来ました。

吉井先生と古屋副センター長

吉井先生と古屋副センター長

センターでは今後も日本の大学等のタイにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。