在ミャンマー日本大使館を表敬訪問

2015年6月15日、山田大輔副センター長が髙樋さち子秋田大学教育文化学部准教授、Moe Moe Than 現地通訳・コーディネーターとともに在ミャンマー日本大使館東秀明二等書記官を表敬訪問しました。東書記官は、昨年9月に文部科学省から初めてミャンマーに派遣され、国費留学生や留学フェア等の教育を担当されています。当センターからは、2015年1月以来の訪問となりました。

2014年度に当センターで作成したカントリーレポート「ミャンマー高等教育基礎事情」を髙樋准教授をコーディネーターとして作成しました。ミャンマーの教育基本法は2014年9月に成立したものの、その後学生団体等の反対デモが激化、2015年3月には修正法案について政府、学生、教育改革を求める全国団体で協議が行われ、政府側は概ね学生側の要望を受け入れる形で法案の修正をすることになりましたが、現時点でまだ国会審議中とのことです。

今回、改めて今年度の事業実施にかかる協力及び改めてJSPS国際交流事業推進について依頼しました。東書記官も論文博士号取得支援事業等、特に文部科学省奨学金と関連する事業を中心に紹介いただいているとのことですが、実際に留学して学位を取得したいというニーズが多いとのことです。しかし、ミャンマーの大学や研究機関における博士号のニーズは依然として高く、文部科学省奨学金制度と上手く連携した上で、JSPSプログラムに申請いただければと考えています。

当センターでは、2015年度中に再度ヤンゴン大学での事業説明会の開催を予定しており、開催についての在ミャンマー日本大使館とも連携し、昨年度以上の大きな規模でミャンマーの研究者に対してJSPS国際交流プログラムを推進する予定です。

左からMoe Moeさん、東書記官、髙樋准教授、副センター長

左からMoe Moeさん、東書記官、髙樋准教授、副センター長