京都大学農学研究科主催「だしイベント」に参加

2013年8月28日、カセサート大学で開催された京都大学農学研究科主催の「だしイベント」に、副センター長が参加しました。

本イベントは2009年から始まったもので、京都大学農学研究科がカセサート大学の協力の下実施され、農学研究科の教員による講義とともに毎年京都の有名料亭の料理人を招いて実演が行われています。今年はカセサート大学農学部及び日本語学科の学生を中心に約60名の参加がありました。

カセサート大学Poonpipope Kasemsap国際交流担当副学長、京都大学農学研究科縄田教授の挨拶の後、伏木亨同教授による”Importance of traditional UMAMI taste for Asian”(アジア人にとっての伝統的なうま味の重要性)と題した伝統食の重要性に関する講演、山崎英恵 龍谷大学農学研究所准教授による “An introductory guide to traditional Japanese cuisine” (伝統的日本料理の紹介)と題する講演を行いました。

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縄田教授からは、現在タイ国内で日本食は大変人気があるが、本当の日本の伝統的な旨味を楽しんで頂ければと挨拶を行いました。伏木教授からは、日本の食生活に関する紹介、5つの味から構成される「旨味」について説明しました。また山崎准教授は、日本料理、京料理の紹介、味だけではなく見た目も重要視する日本食の特徴、だしの作り方についても説明を行いました。

続けて、料理の実演が行われ、京都の有名料亭(一子相伝なかむら、木乃婦、直心房さいき、美山荘)の料理人によるデモンストレーションが行われ、だしを使った料理の試食を行いました。

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最後に学生から講演者と料理人への質疑応答、またこの日の講演内容に関するクイズ大会が実施され、大いに会場は盛り上がりました。

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当センターは、7月のKU-AUN運営会議への参加、8月の科学技術展への出展当、京都大学バンコク事務所と連携することも多く、今回のイベントについても是非にと招待頂いたものです。本イベントの際にカセサート大学の国際交流担当副学長や国際部のスタッフと話す機会を設け、10月にカセサート大学でJSPS紹介セミナーを実施することとなりました。今後も、様々な形で国内外の大学との連携を深めていく所存です。

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