関西大学田村教授の来訪

2012年11月26日(月)、関西大学国際部副部長、日本・EU研究センター所長であり、化学生命工学部の田村裕教授、関西大学バンコクオフィスコーディネーターのDr. Chutima Vanichvattanadechaが当センターを来訪されました。

本訪問については、当センターからセンター長、副センター長が、また日本学生支援機構(JASSO)タイ事務所の山本所長も同席し、合同での対応を行いました。

関西大学は2012年4月に「関西大学留学生別科(日本語・日本文化教育プログラム進学コース)を開設しました。本プログラムは、4月入学、9月入学合わせて100名のプログラムであり、関西大学のみならず日本国内の大学・大学院への進学を希望する外国人に対して、日本語、日本文化等を教授する原則として1年間の教育課程です。

今回の来訪では、本関西大学留学生別科の紹介及び意見交換が実施されました。別科では、今年度83名の学生が在籍し、半数が大学院への入学希望とのことで、関西大学の想定ではほとんどが高校卒業程度の入学者であったのに対して、想定とは異なる入学結果となったとのことです。また、在籍者の国籍は中国・韓国・台湾が多く、タイからは2名とのことで、今後のタイからの入学希望者を増加させるべく、今回の訪問及び意見交換となりました。

訪問の趣旨的には、JASSOが対応する業務に関する事項が多かったものの、JSPSに対しても、東南アジア諸国における論文博士支援プログラムの必要性について、要望がありました。

大学からの訪問関連では、JASSOと共同で対応する機会が増加しています。大学側の訪問の趣旨は学術の連携だけでなく、留学生の獲得が大きなトピックとなっており、JSPSとJASSOの双方において意見交換を行うことは大きな意義があります。2012年3月に事務所を統合して以来、着実にJASSOとの協力体制の構築が進んでおり、今後も必要に応じてJASSOと共同で大学との連携を推進していく予定です。