チュラロンコン大学を表敬訪問

2012年7月30日(月)、当センターメンバー全員で、チュラロンコン大学(ChulalongkornUniversity)を訪問しました。

当センターは昨年5月にも、9つのタイ国内の研究型国立大学を訪れる一環としてチュラロンコン大学を訪問していますが、新センター長のタイでの活動の第一弾として、今回改めて学長であるPirom Kamolratanakul教授(M.D.)に直接お会いして、当センターの活動を紹介する機会を得ることができました。

センター長、Pirom学長

センター長、Pirom学長

チュラロンコン大学は長い歴史を持つタイで最も有名な大学の1つですが、JSPSの研究支援制度によりタイの研究者と共同研究している日本の機関のおよそ70%がカウンターパートとして選ぶ、研究レベルにおいても定評のある大学です(平成24年度大学の世界展開力強化事業申請数)。

まず、副センター長よりJSPS及び当センターの業務説明を行い、チュラロンコン大学の多くの研究者がJSPSの制度を利用して博士号を取得したり日本の研究者との研究活動を行ったりしていることを紹介しました。これに対しPirom学長から、チュラロンコン大学では約69%の研究者、教員に限定すると約79%の研究者が博士号を取得しているが、JSPSの論文博士号取得支援制度については特に有益であるとのご意見をいただきました。また、当センターが大学へ出向いてJSPSの事業説明会を開くことができる旨もお話したところ、大変興味を持っていただくことができました。

説明を行う副センター長、センター長、Pirom学長

説明を行う副センター長、センター長、Pirom学長

今回訪ねたキャンパスには最近新しく留学生1,000人を収容できる寮が建つなど、チュラロンコン大学ではますます国際交流に力を入れているとのことです。これからも、日本との学術交流に役立てるべく当センターを活用していただければと思います。

なお、今回の表敬訪問は、これに先立つ4月25日の関西大学バンコク事務所の開所式や5月24日のAUN‐京都大学シンポジウムなどで同席する機会を得る度にPirom学長への申し出を続けてきたことが奏功したものと理解しております。

当センターとしては今後とも粘り強い活動を続けていきたいと思います。

左から、研修員、副センター長、センター長、Pirom学長、Kriangsak Buranapatama学長補佐、当センター現地スタッフ

左から、研修員、副センター長、センター長、Pirom学長、Kriangsak Buranapatama学長補佐、当センター現地スタッフ