JSPSバングラデシュ同窓会シンポジウム及び総会に出席

2010年12月21日、JSPSバングラデシュ同窓会(Bangladesh JSPS Alumni Association)からの要請を受け、バングラデシュ工科大学(Bangladesh University of Engineering and Technology BUET)で開催の、第2回シンポジウム及び総会にセンター長および副センター長が参加し、サイエンス・セッションでのモデレーターを務めたほか、JSPSバンコクの活動案内を行った。

バングラデシュ同窓会は在バングラデシュ日本大使館の積極的な協力もあって、2008年10月に発足し、Bangladesh Academy of Science の General Secretary であるDr. Naiyyum Choudhuryが発足時から会長を務めている。今回の総会で再選を受けた。会員数は189名で、暫定数64名のタイ同窓会の3倍を数える大きな組織であり、当センターとしては、その意思決定過程等を視察する目的での参加となった。

後列左より、小島コーディネーターの助手、小島コーディネーター、嘉田教授、林教授、田中教授、センター長、副センター長 前列左より、JSPS人物交流課福井主任、里見課長、大村一等書記官、植村興四条畷学園大学教授

後列左より、小島コーディネーターの助手、小島コーディネーター、嘉田教授、林教授、田中教授、センター長、副センター長
前列左より、JSPS人物交流課福井主任、里見課長、大村一等書記官、植村興四条畷学園大学教授

シンポジウムではまず、同窓会副会長であるDr. S. M. Imamul Huq 及び里見昭彦 JSPS人物交流課長の開会あいさつののち、篠塚保 在バングラデシュ日本大使をはじめとした3名の来賓挨拶があり、その後、バングラデシュ森林環境大臣(State Minister , Forest and Environment Ministry)であるDr. Hasan Mahmodの講演が行われた。

次いで、東京農業大学 林良博 教授「Current Status and Future Direction of Wildlife Managements in Japan」ほか一名のキーノートスピーチが行われ、センター長がモデレーターを務めたサイエンスセッションでは、日本から北海道大学 田中俊逸 教授「Graduate School of Environmental Earth Science, Hokkaido University, Japan」、総合地球環境学研究所 嘉田良平 教授「Research Institute for Humanity and Nature, Japan」の研究発表も行われ、50名を超える参加者から多くの質問が飛び交う活発な議論が展開された。

シンポジウムに次いで、午後から同窓会総会が開催された。長年、同窓会に積極的な協力を行ってこられた在バングラデシュ日本大使館 大村浩 一等書記官からの挨拶などが行われた後、Dr. Naiyyum Choudhury会長の議事進行のもと基本的には終始、全員参加型の議論が展開された。最終的には全員投票による新理事会メンバーの選任が行われ、会長再任が決定したが、まさに議論を尽くした上での決定との感のあるものといえた。

2011年2月にはタイ同窓会の総会が控えており、当センターとしては、二つの同窓会の共通点・相違点を踏まえながら、地域内での連携を考えていきたい。

シンポジウム参加者全員での記念撮影

シンポジウム参加者全員での記念撮影